logo

雪の浦窯のロゴマーク

作業

  1. 土選び:土マニアです。出かけたりして焼き物に使える土を見ると欲しくなってウズウズします。勝手に取ったら土泥棒になってしまうので、普段は嬉野にあるお店で買っています。有田と嬉野の土を使っています。山の土も使うことがありますが、あまり質が良くないのです。ブレンドして使うことはあります。
  2. 成形:土をしっかり練ったら、今度は形を作っています。電動ろくろも使いますが、手びねりで作るのも好きです。
  3. 乾燥:晴れた日で中1日おいて削りをします。時間を置きすぎるとカチコチに固まってしまうので注意が必要です。削って高大を整えたりします。
  4. 絵付け:僕は絵付けはあまり好まないのですが、タコ唐草模様が好きなので、タコ唐草模様の絵付けはします。タコ唐草模様の蕎麦猪口をたくさん作ったのですが、人気でもう在庫がなくなってしまいました。また作ろうと思っています。
  5. 釉薬:自然なものが好きです。農家さんの稲刈り作業を手伝って、藁を沢山もらって、自宅の薪ストーブで作った藁灰釉を使ったりしています。あとは登り窯で焼くので、自然釉薬がつきます。
  6. 窯詰:登り窯は2つ部屋があって、湯のみくらいの大きさなら1000個位入ります。窯詰に使う貝殻広いも定期的に行ってます。
  7. 薪作り:木は水分があるので、ちょうどいい大きさにカットした後少なくとも半年は寝かせて水分を飛ばします。自宅は薪風呂なので、薪づくりは1年中しています。薪に使えそうな木を発見すると、持ち帰りたくてうずうずします。
  8. 窯焚:50時間から60時間焚き続けます。ほとんど眠らずに作業し続けます。友人や家族が時々火を絶やさないよう番をしてくれるので、前半は少し眠れる時がありますが、後半、1000度以上温度が上がると30分毎位に薪を入れないといけないので休んでいられません。よく大変じゃないかと心配されますが、アドレナリンが出ているのかあまり眠くなりません。夏はものすごい数の虫と見たこともないようなでっかい蛾が飛んでくるので基本的に窯焚きは冬に行います。